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ケヤキ上のマルトビムシ



雨上がりにケヤキの樹上をウロウロしていた、マルトビムシの仲間。けっこうな数が群れていました。

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やはりムラサキトビムシ科・・・?





前日の雨のせいか、いつも地表に居ると思われるトビムシが、人工物や草上など高い場所に集まっていた。見れば、背面に淡黄色の斑紋がある例のトビムシだ。前回は悩んだ末にイボトビムシ科ヤマトビムシ亜科の一種ではないかと考えたが、今回改めて細部を見てみると、やはりムラサキトビムシ科の一種なのかなっていう気がしてきた。最も大きかった違和感は、触角だった。前回の考察では得られなかった日本産イボトビムシ科に関する文献が手に入り、背面に斑紋があるヤマトビムシであるヤマトヤマトビ厶シ(Pseudachorutes japonicus)の触角の図を見ることが出来たのだが、撮影した個体の触角はそれに比べて細長く、触角第3,4 節が背面でもちゃんと区切られているように見えたのでした。トビムシ類を同定する際に参考にしている海外の専門サイトには背面に斑紋があるムラサキトビムシの画像は見当たらないが、ひょっとするとイボトビムシ科のページのトップにある「Pseudachorutinae/Japan」画像が誤同定で実際はムラサキトビムシ科なのかもしれない。ヤマトヤマトビムシの分布は群馬と山形となっていて、東京都本土部昆虫目録にも記録は無いので、その点でもムラサキトビムシ科の可能性が高そう。ただ、東京都本土部昆虫目録に記録のある7種のムラサキトビムシ類以外の可能性もあり、具体的な種類は容易には分からないと思われる。とりあえず、今度は日本産ムラサキトビムシ科に関する文献が欲しいところである。

 ヤマトビムシ亜科Pseudachorutes japonicusの触角との比較

イボトビムシ科ヤマトビムシ亜科の一種?




伐採木の樹皮裏から出てきた青黒くて丸っこいトビムシ。体長はおよそ1.5ミリで、体の横幅もけっこうある。
ぱっと見は、冬にケヤキの樹皮裏などで普通に見かけるムラサキトビムシ科の仲間に似ているが、体形や大きさ、群れ方がじゃっかん異なって見える。触角の構造もやや異なっているように見える。しかし、最も異なってると感じたのは、こんな体形をしていながら、指で突くとかなりの大ジャンプをするという点。軽く30センチを越すジャンプで視界から消えて行くので、お腹にはけっこう立派な跳躍器を備えているものと思われる。背面には、両端に淡黄色の斑紋が見えるが、斑紋が見えない個体も疎らに混じっている。
ネット上で似た外見の画像を探すと、斑紋が無いものについては「ムラサキトビムシ科の仲間」として紹介しているサイトがたくさん見つかった。海外のトビムシ専門サイトでHypogastruridae(ムラサキトビムシ科)を見ると、確かに特徴が細部まで酷似している画像が出てくる。しかし、淡黄色の斑紋がある種類は、ムラサキトビムシ科のページでは見当たらなかった。体形と斑紋を重視して酷似種を探した結果、そっくりさんが見られたのは、イボトビムシ科ヤマトビムシ亜科(Pseudachorutinae)だった。海外のトビムシ専門サイトでは、属名は書かれておらず、単に「Pseudachorutinae/Japan」と書かれていた。比較的大きな画像も掲載されていたが、触角の構造も似ていると感じた。イボトビムシ科については、トビムシの仲間でありながら跳躍器が無い云々という記載があったりするので、大ジャンプを繰り出した今回の種類には該当しないようなイメージがある。しかし、海外のトビムシ専門サイトの本種そっくりの画像には、腹面の跳躍器を写した画像があった。また、ヤマトビムシ亜科はときどき「ヤマトビムシ科」とされているサイトがあったりするので、イボトビムシ科であっても他の亜科には無い特徴がある可能性はあると思う。
現時点ではムラサキトビムシ科とイボトビムシ科ヤマトビムシ亜科の明確な区別点が把握出来ていないため「?」マークを外す事は出来ないが、斑紋がある点を重視してとりあえず「イボトビムシ科ヤマトビムシ亜科の一種?」(Pseudachorutinae gen. sp.)としておこうと思う。
参考にした海外のトビムシ専門サイトは以下のとおり。ムラサキトビムシ科とイボトビムシ科の両方にそっくりさんが居るが、特に背面の斑紋と触角(第3あるいは4節めの形状や長さなど)に注目して見ていくとなかなか面白いと思う。

Checklist of the Collembola/Pseudachorutinae ※ イボトビムシ科ヤマトビムシ亜科
Checklist of the Collembola/Hypogastruridae ※ ムラサキトビムシ科

ケヤキ樹皮裏で普通に見かけるムラサキトビムシ科の仲間はこちら↓


オレンジイボトビムシ



よく土中から出てくる赤いアカイボトビムシ類と似ている、朽木樹皮裏のオレンジ色のイボトビムシ類。大きさはいろいろだったが、体色はみな同じでした。触角や腹面は白っぽく、赤い種類よりも体のイボイボが目立たない。触角はアカイボトビムシ類よりも太く、短く見える。国内で記録されているアカイボトビムシ類は20種類近いとのことで、東京都本土部昆虫目録には2種のアカイボトビムシ属(Lobella=ザウテルアカイボトビムシとバライボトビムシ)が記録されているが、和名からしてオレンジイボトビムシ(Vitronura mandarina)の方だろうと推測した。ネットで「Vitronura」を画像検索してみると、特徴がほぼ一致する画像がいくつか見つかった。

トビムシの一種



オオハリアリに紛れていた、トビムシの一種です。
触角は4節。

アヤトビムシ科の一種




いずれも壁面です。こういう場所にはよくミノムシがくっ付いていたりしますが、その抜け殻をよく見ると、周囲にアヤトビムシ類がたくさん居るのに気付きます。何となく、ミノを食べてるっぽい感じなのですが・・・・実際のところはどうなんでしょう。複数の場所で同じような光景を見かけてますが、小さ過ぎて何がどうなってるのかはよく分かりませんね(笑)。

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フッカーS

Author:フッカーS
東京都在住。
東京23区内にどんな虫たちが生息しているかを、自分で探して確認することにこだわってます。本格的な求虫道に入って5年目ですが、虫の世界は奥が深く、分からないことだらけです。
写真は100%コンデジで撮ってます。
当ブログでは、学名は特にイタリック体で書いていません。

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