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チビハサミムシ

現在、種類を知るために室内でカメムシ幼虫を飼育しているが、そのエサとなるマメ科やキク科の草花を探して、仕事に行く前の何分か近場の神社に寄った。しかし、不思議なもので、虫撮りをしているとウンザリするほど見かけるマメ科やキク科の雑草類が、いざ探すとなると全然見つからない・・・・orz まあ、虫撮りをする場所と仕事場周辺では環境が違うからなのかもしれないが、予想以上に見つからないのでちょっとイライラしてくる(笑)。
そんなイライラもあって、神社の奥に置かれていた伐採木の樹皮を少しめくってみた。すると、ぱっと見ハネカクシに見える小さな細長い虫が、素早く走り回っているのが見えた。よく見ると、お尻の先端にハサミが見えたので、ハネカクシではなくハサミムシの幼体なんだろうと思った。しかし、幼体にしては体色がしっかり付いていると思ったので、とりあえずじっくり見てみたくなって、2匹ほど採集した。動きがあまりにも早かったので、樹上に居る写真は撮れなかった。・・・・・で、仕事を終えて帰宅後、採集したハサミムシをじっくり見てみたのだが・・・・



なんと、チビハサミムシでした! 体長は5ミリ前後しか無いけど、これで成体。同科には外見がよく似たミジンハサミムシが居るが、ミジンハサミムシは脚が黄色一色で、触角先端に白い節があり、オスのハサミがそれほど大きくカーブしない。それに対してチビハサミムシは脚の腿節の基部側が黒く、触角に淡色の節が無く、オスのハサミが弧を描いていて上から見ると全体的に円形に見える。主に朽木の樹皮下などから見つかるので、生息環境も一致した。そして、今回の採集個体を見て、2012-10-21の林試の森公園で見かけた不明種の正体が本種だと判明。思わぬ形で見事に再会を果たしたのでありました(笑)。
ちなみに、東京都本土部昆虫目録ではクロハサミムシ科(Spongiphoridae)で学名が「Labia curvicauda」となっていたが、現在ではカザリハサミムシ科(Spongiphoridae)で学名は「Paralabellula curvicauda」となっているらしい。Labia属やParalabellula属のほかに、Metalabella属に分類されていた時期もあったようだが、学名がコロコロ変わると検索すらままならなくなるので困る・・・・。

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脱皮直後のヒゲジロハサミムシ



最初はアルビノかと思ったが、眼が赤くないのでただの脱皮直後だろう。ヒゲジロハサミムシの特徴の触角白帯や脚の黒紋が見えないが、ハサミの形状から見てヒゲジロハサミムシだと思う。

オオハサミムシ



クギヌキハサミムシの幼体の近くに居たオオハサミムシ。川に近い草むらの方には1匹も居なかったが、意外なことにそれよりも内側の野球場のシートの裏とか小石の下にはたくさん居た。そんな場所、人も多いし、物の移動も多いと思うのだが・・・・しかし、下が砂地でやや開けた場所だということで「なるほど」と納得。オオハサミムシが本来いないような場所でも、広い範囲に砂場の砂でも撒いておけば、コイツらはどこからかコッソリやって来そうだな・・・と思った。

クギヌキハサミムシの幼体



今回河川敷に行った目的の1つは、冬に見たクギヌキハサミムシの幼体がそろそろ成体になっているかも・・・・という事だった。しかし、あいかわらず幼体のままだった・・・orz

コバネハサミムシ



久々のコバネハサミムシ。河川敷ではハマベハサミムシばかり見ていたから、それに比べてハサミが小さめな個体だとやっぱり別種だと気付くなぁ(笑)。

スジハサミムシモドキ




クギヌキハサミムシ科クギヌキハサミムシ亜科のスジハサミムシモドキ(Elaunon bipartitus)のオス、撮ったどー。東京都本土部昆虫目録に記録が無いと思ったら、どうやら移入種らしい。栃木や群馬で報告があり、河川敷を中心に増加傾向にあるとのことだが、都内ではどうなんだろう?ひょっとして初記録だったりする?
ちなみに、「モドキ」というのは「ハサミムシのモドキ」ってことじゃなくて、「スジハサミムシのモドキ」ってことなんだそうだ。スジハサミムシというのは未見だが、国内での初報告時にはスジハサミムシと間違われたどうなので、おそらく外見はかなり似ているのだろう。
メスはハサミがやや短めで、ゆるやかにカーブする。江戸川河川敷で繁殖しているのであれば、探せばメスも見つかるんだろう。江戸川河川敷では岩が転がる砂地が少ないためかオオハサミムシは見なかったが、ハサミムシに限らず虫の顔ぶれが多摩川や荒川とはまた違っていて、比較するとなかなかに面白い。

ハマベハサミムシご一行様



ブルーシートの内側に集まっていたハマベハサミムシ。開けた瞬間はもっと沢山いたけど、撮る前にあらかた逃げてしまった。

ハマベハサミムシ



石下のハマベハサミムシ。画像左から、メス2匹&オス1匹、オス、メス幼体、メス成体&メス幼体。
もっとちいさな幼体はもう少し白っぽいので、撮影した個体は1~2回程度は脱皮をしたくらいかも。
ハマベハサミムシは水辺に限らず都内のどこにでも居るが、河川敷では(全く居ないわけではないが)あんまりヒゲジロハサミムシは見ないので、そういう点では和名のとおりなのかな・・・とも思う。

リベンジ成功



オオハサミムシのオス・・・まだ少し小さめな気がしますが、何とか年内に成体を撮影することが出来ました。前回の亜成体と比べてみると、腹部末端が明らかに違って見えますし、お尻のハサミも比率的に大きくなってます。脚の黒紋は、角度によってはまだ、うっすらと見えたりしました。今回は、メスは見当たらず・・・。

オオハサミムシの幼体



河川敷に多いというオオハサミムシですが、まだ実際には見たことがありませんでした。そんなオオハサミムシを今回やっと見つけたのですが、脚に見える黒い帯紋、図鑑ほど大きく見えないハサミ、メスの剥き出しになった翅部分・・・・どうやら成体では無いようです。2匹は同じ石下から出てきましたが、翅の発達の度合いから、オスは亜成体(成体の一歩手前)、メスはより若い幼体(しかし体色が淡色ではないので中齢以降)と推測しました。オオハサミムシの飼育記録を紹介したサイトなどもありましたが、脚に帯紋がある個体や、ここまで黒いメスの画像は見当たらず・・・・推測が合ってるかどうかは確認出来ずです。
とりあえずオオハサミムシが河川敷に居ることは分かったので、次回は成体が居ると思われる時期を狙ってリベンジしようと思ってます。

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プロフィール

フッカーS

Author:フッカーS
東京都在住。
東京23区内にどんな虫たちが生息しているかを、自分で探して確認することにこだわってます。本格的な求虫道に入って5年目ですが、虫の世界は奥が深く、分からないことだらけです。
写真は100%コンデジで撮ってます。
当ブログでは、学名は特にイタリック体で書いていません。

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