センチュウの仲間→改め、ヒメミミズ科の一種



地面に転がっている倒木などをひっくり返すと、100%近い確率で見つかるセンチュウの仲間 ヒメミミズ科の一種です。
珍しくもなんともないのですが、今回、土を体内に取り込んでいるのが画像で確認出来るものでしたので、一応掲載しておきます(笑)。

PS:センチュウだと思いましたが、ヒメミミズ科の仲間ではないかとの情報を頂きました。調べた結果、どうやらそのようなので、タイトルと文章を修正します。詳しくはコメント欄をご覧くださいませ。ぱっと見はそっくりですが、大きさなどが違ってました・・・・(汗)。

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ヤドリカニムシ科の一種(別種)

まずは、過去に中野区などで見かけていたカニムシです。
一緒に幼体が写っている画像もあります。また、餌と思われるダニも写ってます。実際に捕食している場面は見ていないので、他のダニを食べている可能性もありますが、とりあえずタカラダニの類が写っていることが多かったです。
※ 前回の記事→



体色やサイズに多少の違いはありましたが、見た目で「全て同種かな?」と感じるカニムシたちでした。しかし今回、代々木公園で別種と思しきカニムシと出会いました。「ぱっと見は同じだけど細部が異なっていた」というパターンは虫の場合は多いけど、今回のはもうぱっと見から前者と違って見えました。それが以下の画像の面々です。


 幼体も居ました。

このうち成体3匹を採集し、室内で細部を撮ってみたのが以下の画像です。
体色などが異なっています(赤白と黒褐色がいます。赤い方はやや若い個体か?それとも雌雄の差?)が、おそらく採集したのは全て同種だと思われます。





そして、前に見たカニムシと外見を比較してみました。



今回のカニムシの最も異なる特徴は、やはり、肩部に見える円錐状の突起があることです。



この特徴を含め、極めて似ているカニムシが、おちゃたてむしさんによって神戸で2月に撮られてます。細部に至るまでそっくりで違いが見られないので、おそらく同種だと思われます。

ちなみに、今回のカニムシを見つけた代々木公園は、ダニの類も豊富でしたが、特にハモリダニの類が目立ちました。こうしたダニの種類の違いが、カニムシの種類の違いに関係しているかどうかは、現時点ではまだ分かりません。しかし現時点では、2つの種類のカニムシが混在する場所はまだ見つけていません。おそらく、棲み分けが出来ているものと推測出来ます。今後は、どの区のどの公園にどちらのカニムシが居るか、分布域をチェックするのも楽しみの1つになりそうです。
捕食場面も見てみたいので、今度は複数種のダニ(どれを食べるか分からないので)と一緒に採集して、しばらく飼育観察でもしてみようかなぁ?

 ウジャウジャ居ました。

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フッカーS

Author:フッカーS
東京都在住。
東京23区内にどんな虫たちが生息しているかを、自分で探して確認することにこだわってます。本格的な求虫道に入って5年目ですが、虫の世界は奥が深く、分からないことだらけです。
写真は100%コンデジで撮ってます。
当ブログでは、学名は特にイタリック体で書いていません。

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