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ヒラタコミズギワゴミムシ



河川敷の石下から出てきた、体長2.5ミリ前後の微小ゴミムシ。採集したのは2匹だが、石下には他にもウジャウジャ居た。その動きや個体数から、てっきり過去に採集したスジミズアトキリゴミムシかと思ったが、実際はそれよりも小さいヒラタコミズギワゴミムシ(Tachyura exarata)だった。ちなみに、フィールドでの写真は、あまりにも動きがすばやいので撮る事が出来ず。体長が大きければプログラムモードで遠距離からフラッシュ撮影する方法で対応出来たが、ここまで小さい虫だとTG-3の場合は顕微鏡モードとなり、フラッシュが使えないので素早く動く虫はマトモに撮れない。ここらへんがTG-3の弱点とも言える。

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ハリエンジュハベリマキタマバエの幼虫と寄生蜂


多摩川河川敷(世田谷区)のハリエンジュの葉縁が、くるりと内側に巻いているのを見つけました。タマバエ科のハリエンジュハベリマキタマバエ(Obolodiplosis robiniae)という幼虫が寄生する、「ハリエンジュハベリマキフシ」という虫こぶです。


虫こぶを開いてみると、体が黄白色のハリエンジュハベリマキタマバエ幼虫が出てきました。・・・・・が、幼虫にしては妙な外観の白~褐色の物体も出てきました。最初は虫の糞が何かかと思ったのですが、調べてみるとどうやらPlatygaster robiniaeというハラビロクロバチ科の寄生蜂の繭らしいことが分かりました。このPlatygaster robiniaeは、ハリエンジュハベリマキタマバエ幼虫に寄生する種類で、ネット上でも同様の画像を見ることが出来ます。そのうちこの繭から、全身真っ黒な微小クロバチが出て来るかもしれません。現在、タマバエ幼虫と寄生蜂の繭の両方を室内に置いてますが、何か変化がありましたらまた記事を書きたいと思います。タマバエ幼虫の方は、過去の同科別種の飼育経験から考えるとちょっと心配(本来は真っ白なはず・・・・。黄色くなってきてるのは弱ってる証拠?)ですが、おそらく寄生蜂の方は何匹かは羽化すると思うのですが・・・・・果たして。

6月下旬




6月下旬に撮った虫写真のサムネイルです。

6月上旬



6月上旬に撮った虫写真のサムネイルです。

ご近所のクロヤマアリは本当にF. japonicaか?

まだ6月というのに暑い日が続くので、なかなか寝付けない深夜に屋外で涼むついでに、自販機などの灯りに来ている夜行性の虫などを見ることが多くなっている。ここ最近目立つのは羽アリたちで、出かけるたびに見かける顔ぶれが異なっていたりして、なかなか楽しい。

(左から、オオハリアリ有翅オス(6/6)、トビイロシワアリ有翅メス(6/7)、ムネボソアリ有翅オス&メス(6/11)、同(6/11))

深夜ということで照明が足りないため、見慣れた虫であっても一応採集し、明るい室内で再確認したりすることも多いのだが、それが思わぬ疑問に繋がることがある。今回、疑問を感じたのは、都内各所でごく普通に見かけていたクロヤマアリだった。



6/14の深夜に、近所の歩道脇で見つけた羽アリの集団。帰宅後に細部を見てみると、クロヤマアリの有翅メスだと分かった。複数匹が群れていたし小さめに感じたのでてっきりオスだと思ったが、実際はメスだったことにまず驚いた。ふだん、明るい陽射しの下でごく普通に見かけている種類なので、細部を見るまでも無くスンナリと同定出来るはずだった。しかし、採集した個体の細部をチェックしたとき、何となく違和感を感じる部分がいくつかあって、予想外に悩むこととなった。
まず、体長が明らかに小さいということ。クロヤマアリの女王はおおよそ10ミリと聞いていたが、採集した個体は大きさが8ミリ弱しかない。クロヤマアリより小さい別のヤマアリ属も考えてみたが、タカネクロヤマアリ(F. gagatoides)は分布域が違う、ヤマクロヤマアリ(F. lemani)は羽アリの飛出時期が違う、ツヤクロヤマアリ(F. candida)は体の光沢が違う。ご近所で見ることがあるヤマアリ属では、ハヤシクロヤマアリ(F. hayashi)が居るが、そちらは体長がクロヤマアリよりもひと回り大きい(女王=10~12ミリ)。
腹柄節を横から見たときの形状はハヤシクロヤマアリに近く、腹部第2節背面上に立毛がほとんどない見えないところもハヤシクロヤマアリに近い。しかし、前述のように体長がハヤシクロヤマアリよりもはるかに小さいし、腹部背面を見たときの色の印象はハヤシクロヤマアリよりもクロヤマアリに近い(金色っぽい感じは無い)。真正面から見た頭部の形状も、ハヤシクロヤマアリのような面長ではない。
クロヤマアリは、関東型は単雌で体長が比較的大きく、関西型は多雌で比較的小さいと言われている。しかし、クチクラの炭化水素を比較すると、日本のF. japonica は4 タイプに分かれるという情報がある。今回見かけた個体は、体長が小さい上、一箇所に群れていた羽アリが全てメスだった。その点からすると、関西型の種類に近い気がする。それに対し、アリ同定の参考にしている「日本産アリ類画像データベース」の情報は、併記されている参考文献に「Tokyo」という単語が見えるので、関東型がタイプ標本となっていて、それについてのデータを記しているのかもしれない。同一種と思われていたウメマツアリの多女王短翅型と単女王長翅型も最近別種ということになったが、同様にクロヤマアリも関東型と関西型が別種だとすれば、「日本産アリ類画像データベース」に書かれた同定ポイントが関西型には当てはまらない可能性もある。今後、クロヤマアリの分類が細分化されるとすれば、少なくとも2種、多くて4種ほどになるのだろうか・・・・・まあ、それまでは、とりあえず今回の個体も含めて「クロヤマアリ」としてファイルしておこうか。実際に4種になったら・・・・・今回のようにその違いに気付けるかどうか、その自信は全くありません・・・・・orz

自販機の虫(6月上旬)

 自販機上の虫 (2015.6.6.)

毎年暑くて寝苦しくなる真夏頃に、散歩で涼むついでに自販機の灯りに来ている虫を撮ったりする。今年は5月から既に暑い日が続いたため、そんな「深夜の自販機巡り」を早くも始めている。一週間ほど前に気温がやたら上がったときは、小さな羽虫類(ユスリカやコカゲロウなど)が大量に発生したが、数が多過ぎて「こりゃ撮りきれん」と思い、逆に撮影をしなかった。ここ2日ばかりは雨が降って気温が大きく下がったりして、虫の数がやや減ったので、自宅を中心に半径500mほどの円の中にある自販機すべてを回って撮影に挑んでみた。時間は深夜の2時~3:30まで。住宅街だが、近くに妙正寺川が流れているので、やはりユスリカやコカゲロウ、トビケラなどの種類や個体数が多い。気温が下がる前まで連日見かけた面々が見当たらないなど、顔ぶれがけっこう変っていたが、6月上旬に住宅街(新宿区)の自販機をたった1時間半巡って、これだけ撮れれば多い方だと思う。もちろん、自販機以外の場所にも、蛾やコメツキムシやハムシダマシ、アリ類などが居たが、自販機上に居なかった虫は画像集からは除外してある。ユスリカは同種が雌雄1枚ずつ写ってるかもしれないが、どれとどれがペアになるかよく分からないので、とりあえず外見が違ってるものは1枚ずつ並べた。よく見れば、今回初撮りとなるユスリカも混じってるようだ。しかし、出かける前にターゲットにしていた、2、3日前までやたら見かけていた体長1ミリ未満(!)の微小ユスリカは、気温が下がったせいかことごとく姿が消えていた。まあ、何とか撮れたとしても、そんなサイズの虫なんて同定は絶対に無理だろうけど(笑)。

カミキリモドキのオス探し



5月中旬くらいまではアオカミキリモドキが多かったが、下旬になってカトウカミキリモドキが混在するようになり、6月上旬になったらもうカトウカミキリモドキしか見かけない。しかし、夕涼みも兼ねて深夜の灯り巡りをこまめにしてるけど、オスが全然見つからない。ホント、メスばかりで、オスはいったいどこに居るのか・・・・。時間帯なのか時期なのか、その辺さっぱり分からない。
結局今年も、アオカミキリモドキのオスを見つけることは出来なかった・・・・・orz

ベニヘリテントウとアカイロテントウ


上はベニヘリテントウ

こっちはアカイロテントウ
ともにオオワラジカイガラムシなどを食べ、ときどき両種が混在したりして、とても紛らわしい。幼虫の体色はベニヘリが黒っぽく、アカイロは赤みがあるが、けっこう個体差があってどっちだか分からないような微妙な体色の個体も居る。蛹で見分けるのはまず無理(飼育のきっかけは、蛹で両種を見分けることが出来るかどうかをチェックするためだったが、結論は「不可能」だった)。羽化直後の個体では、アカイロでは前胸背板が赤一色だが、ベニヘリでは直後から大きな黒色部分があるので分かりやすい。

羽化直後の腹面の色は個体差があるが、脚色を比べるとアカイロは全体が真っ黒になるが、ベニヘリは部分的に黒くて赤い箇所が残るので区別しやすい。
テントウムシは個体変異が出やすい種が多いので、やはり想像以上に見分けるのは難しそうだ

コカゲロウ


やっとこさ、シロハラコカゲロウ(オス成体・オス亜成体・メス・冬型オス)だけは何とか見分けられるようになった感じ。
河川からやや離れた住宅街の自販機灯りに群れてるような普通種くらいはせめて見分けられるようにしたいと思っているが、とりあえず妙正寺川近辺の自販機上では今の時期、シロハラコカゲロウと、それよりやや小型の2種が普通に見られるようだ? 小型の2種はまだ具体的な種名とか分からないが、うち1種はたぶん水質的に考えてサホコカゲロウのような気がする。亜成体の翅が淡黄色に近く、成体の胸部がやや濃褐色で点紋が無く、腹部背板後縁に褐色斑が無いやつがたぶんサホコカゲロウかな。それとは別に、シロハラに似てるけど胸部や前翅基部近くに目立った斑紋が無く、腹部背板の各節背面に1対のやや横条に近い褐色斑紋が見える個体が居るんだけど・・・・ひょっとしてフタモンコカゲロウか??
 これがフタモン?
 これがサホ?

とりあえず把持子や後翅をもっとしっかり見てみたいが、パーツが小さい上に、コカゲロウの体が思った以上に極めてもろく、取り外そうとするともれなくグチャグチャに破損してしまうため、今のところはこんな感じの画像しか撮れない・・・・。良いピンセットとかカッターがあっても、切り離し作業時に細部が目視出来ないので、時計屋が使うようなメガネ型ルーペとかも欲しい感じ。

5月





5月に撮った虫写真のサムネイルです。
自宅にこもって図鑑ブログつくりに専念したので、長時間かけて沢山の虫撮影をすることがほとんど無く、写真的にはちょっと寂しい状況。しかし、ここらでちょっとフォルダ内の画像整理や図鑑ブログつくりを進めて、土台しっかり頭スッキリさせておきたい。もうしばらくはこんな状況が続くと思う。普通種の同定ポイントも整理したり追加情報を得たりしないと、せっかく撮っても未整理・未同定が増えるばかりだし(笑)。とりあえず、ユスリカとコカゲロウをもうちょっと調べたい。

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プロフィール

フッカーS

Author:フッカーS
東京都在住。
東京23区内にどんな虫たちが生息しているかを、自分で探して確認することにこだわってます。本格的な求虫道に入って5年目ですが、虫の世界は奥が深く、分からないことだらけです。
写真は100%コンデジで撮ってます。
当ブログでは、学名は特にイタリック体で書いていません。

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