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ナガムクゲキスイ属の一種



捨てられていた廃材(ベニヤ板)をひっくりかえしたら、黄褐色の小さな甲虫が出てきました。

CIMG4635(ナガムクゲキスイ属の一種)

体長はおよそ2ミリ。胸部の側面はゆるやかな曲線で、後角は丸くなってます。上翅には点刻が目立ち、微毛が生えてます。触角は11節で先端3節が大きく、先端3節(9-11節)の大きさがほぼ同じ。最も先端の節(11節)は、先が尖っていません。胸部背板は縦の長さより幅の方があり、外縁に隆起した縁どりがあります。
これらの特徴から、おそらくナガムクゲキスイ属の一種(コメツキモドキ科(Languriidae)のCryptophilusの一種)だと推測しました。ちなみに、東京都本土部昆虫目録に記録のあったコメツキモドキ科全種を消去法でチェックした結果では、候補としてヒラナガムクゲキスイ(Cryptophilus obliteratus)とヒメムクゲオオキノコ(Cryptophilus propinquus2種が残りました。このうち、ヒラナガムクゲキスイの体長は2.4~3.0ミリと写真の甲虫よりやや大きいのですが、外見の特徴はかなり似ています。ただし、触角や体色など外見がそっくりな甲虫は他の科にも多数存在する(キノコムシダマシ科とかキスイムシ科など)ので、そちらの可能性も無いとは言い切れません。ちなみに、キスイムシ科の多くの種は、胸部背板の前方や外縁中ほどに突起がある種が多いので、念のためにチェックした際にもこの特徴だけでかなり絞れました。
何か以前にも撮ったことがある気がした虫だったので危うくスルーするところでしたが、「アレとそっくりだけど、よく見たら違ってた」なんてのは、虫ではよくあることなんだと思います。そういうことがけっこうあるので、やはり「見かけたら一応撮っておく」のは大事かもしれませんね(笑)。

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フッカーS

Author:フッカーS
東京都在住。
東京23区内にどんな虫たちが生息しているかを、自分で探して確認することにこだわってます。本格的な求虫道に入って5年目ですが、虫の世界は奥が深く、分からないことだらけです。
写真は100%コンデジで撮ってます。
当ブログでは、学名は特にイタリック体で書いていません。

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