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難貝



北の丸公園でキセルガイの一種を見つけた。大きい方の個体を採集した。
上画像をご覧のとおり、明らかに大きさが違うので、採集した大きな個体は成貝だと信じて疑わなかった。



採集した理由は、チラッと見ただけでも過去に撮ったキセルガイとは違うと分かったから。キセルガイは紡錘形をしていて最も幅広な部分は殻口1つ分上方くらい。しかし、採集した個体は、最も幅広な部分が殻口の真横くらいにあった(簡単に言うと三角錐)。



殻は長さが17.5ミリあった。過去に採集したナミコギセルが14ミリ、ヒカリギセルが20ミリだったから、そこそこ大きい方だと思った。しかし、よく見るとこの個体・・・・殻口の反り返り部分が無い。殻口内に板が全く見えない。殻口が真ん中ではなく左側にある。これらの外見的特徴は、オカチョウジガイなどオカクチキレガイ科の成貝と一致する。しかし、オカクチキレガイ科の貝は右巻き、採集した画像の貝は左巻き・・・・巻き方から考えればキセルガイとなる。ここで悩むことになり、4時間ほど情報を探ることになった。その結果・・・・
採集した個体は幼貝だろうという結論に達した。幼貝であれば、殻口の反り返りが無いことも、殻形が三角に近いことも納得がいく。そして、幼貝で17ミリ台に達し、都内で普通に見られるキセルガイということから、おそらく「ナミギセルの幼貝」(成貝は30ミリほどに達する)ではないか。しかし、「普通種」でありながら、私はまだナミギセルの成貝は撮ったことが無い。この先しばらくは、「20ミリオーバーの大きなキセルガイ」を探すことにしよう。
とりあえず今回は、大いに悩んでちょっと苛々もしたが、少なからず勉強になった。

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No title

tukikさん、こんにちわ。
そうですね。太い部分の位置もそうですが、一番分かりやすいのは殻口の周囲に反り返りや、内側に板があるかどうか・・・です。この反り返りや板の形状は、キセルガイの種類を見分ける最大のポイントです。ですから、殻口は必ずチェックしないといけません。
今回は、最初にオカクチキレガイ科を疑ってしまったので迷う結果となりましたが、逆巻き(貝の巻き方が逆になる変異)はキセルガイでは起こるものの、チョウジガイの類ではまだ聞いたことがないので、とりあえずは貝の巻き方で科を決めるのが最良でした。

No title

こう言う記事参考になります。
陸貝は、結構見るのですが、とっかかりが無く画像だけがたまってしまいます。一番太い部分が一番下かどうかで見るんですね。確かに普通のキセルガイは太くなってから細くなってますね。

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フッカーS

Author:フッカーS
東京都在住。
東京23区内にどんな虫たちが生息しているかを、自分で探して確認することにこだわってます。本格的な求虫道に入って5年目ですが、虫の世界は奥が深く、分からないことだらけです。
写真は100%コンデジで撮ってます。
当ブログでは、学名は特にイタリック体で書いていません。

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