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枝垂桜のアブラムシ(Tuberocephalus sp.)

しばらく冬のような寒さが続いたが、ここに来てやっと気温が上がったので、職場近くでちょっぴり虫探しをしてみた。しかし、都心のオフィス街ということもあって、ほとんど虫の姿は見当たらない。葉だけになったソメイヨシノも同様だった・・・・が、ソメイヨシノに紛れてたった1本だけ生えていたシダレザクラの葉は、その葉縁が赤く膨らんでいた。


アブラムシが虫えいすることで出来るサクラハベリフシという虫こぶだった。同様の虫こぶは、以前、近所のサクラの木で見たことがある(サクラの品種は不明)。しかし、前に見た虫こぶは形状は同じだったが、赤くは無く緑色のままだった。また、見かけた時期は5月中旬で、虫こぶ内には既にアブラムシの姿は無かったが、濃緑色の有翅虫が一匹だけ出てきた。今回の虫こぶは、サクラの品種の違いやこぶの色などから、別種の予感がする。さっそく虫こぶを開いてみると・・・・



中に居たのは黄色い幼虫たちだった。よく見ると幼虫たちの背中には翅芽がある・・・ということは、これらは全て有翅虫の幼虫のようだ。探してみたが、幹母を見つけることは出来なかった。このまま行けば、5月頃には有翅成虫になって外に飛び出しそうな雰囲気だ。サイクル的には以前見たアブラムシと似通っている。しかし、前に見た有翅虫は緑色だったから、外見的には別種ということになりそうだ(成虫になる際に体色が変わるかもしれないが)。
サクラの葉縁に虫こぶを形成するアブラムシについては以前にも悩んだが、結局Tuberocephalus属3種のいずれか・・・・という程度しか分からなかった。しかし、シダレザクラはエドヒガンの系統が多いのだそうで、そういう点から考えるとヒガンザクラコブアブラムシ(Tuberocephalus higansakurae)かその亜種であるエドヒガンコブアブラムシ(Tuberocephalus higansakurae hainnevilleae)の可能性が高そうである。今回のアブラムシと同種に見える個体は5月下旬頃に兵庫の方でも撮られているが、アブラムシの外見に異なった点が見えないものの、サクラの品種や虫えいの時期が異なっているのでこれはまた別種なのかもしれない。
アブラムシ・・・・なかなか難しいものである(苦笑)。

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フッカーS

Author:フッカーS
東京都在住。
東京23区内にどんな虫たちが生息しているかを、自分で探して確認することにこだわってます。本格的な求虫道に入って5年目ですが、虫の世界は奥が深く、分からないことだらけです。
写真は100%コンデジで撮ってます。
当ブログでは、学名は特にイタリック体で書いていません。

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