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キバガ科の一種



練馬区の光が丘公園で見かけたキバガ科の一種。同じ練馬区でも人の手が徹底的に入っている石神井公園より、やや放置された緑地が多い光が丘公園の方が面白い虫が多い。ただ、大きな池が無い(バードサンクチュアリは有るが入れない)、石神井公園と同様に樹は多いが草花が少ないという2点が変われば虫相はもっと豊かになると思う。
今回のキバガはTeleiodinae亜科のTeleiodes属の仲間ではないかと思う。「みんなで作る日本産蛾類図鑑」には未同定として似たような画像があるが細部が微妙に異なってる気がする。コメントには「ナラクロオビキバガかニセナラクロオビキバガのどちらかと思われる」とある。「長坂蛾庭」のHepotaさんもそっくりな蛾を撮っているが外見ではどちらか分からないとしている。「Web東奥/とうおう写真館・あおもり昆虫記」にはナラクロオビキバガニセナラクロオビキバガが区別されて載っている。同定の参考資料が不明なのが残念だが、あおもり昆虫記の画像との比較ではニセナラクロオビキバガの方に似ている気がする。しかし、どうも完全一致とはいかない。「みんなで作る日本産蛾類図鑑」に戻って考えると、ナラクロオビキバガ(Nuntia incognitella)は1属1種だが、ニセナラクロオビキバガ(Teleiodes pekunensis)は同属に他種が多数存在し、寄種の異なる「sp.」が5種ほど居る。撮影した個体はサクラに居たが、寄種がサクラとは限らない。寄種の異なる「sp.」の画像が無いため、その中に本種が居る可能性もありそうだし、あおもり昆虫記の画像との比較でもTeleiodes pekunensisの方に似ている気がするので、とりあえず現時点では確率の点から「Teleiodes sp.」としておこうかと思う。最近刊行された「日本産蛾類標準図鑑 3」には載っているだろうか・・・・確認するには電車に乗って品川まで行かねばならない(面倒だなぁ・・・笑)。

PS:記事を投稿して間もなく、Hepotaさんからコメントをいただき、「日本産蛾類標準図鑑 3」ではナラクロオビキバガもニセナラクロオビキバガもPseudotelphusa属となっていると教えていただきました。両種の同定については、個体変異もあって外見だけで見分けるのはやはり難しいらしいので、属までで止めておこうと思います。
以上から、画像名を「Teleiodes sp.」→「Pseudotelphusa sp.」に修正しました。


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No title

Hepotaさん、こんばんわ。
さっそくの情報ありがとうございます。とりあえず品川まで急ぐ手間が省けて助かりましたが、標準図鑑3は一度チェックしにいかねばならないと思ってます。
今回の蛾は属の候補が2つあって迷いましたが、最新の図鑑でどちらもがPseudotelphusa属になっているのは迷わずに済むという点ではありがたいです。とりあえずは、種までを決めるのは危なそうなので個人的には「Pseudotelphusa sp.」でファイルしておこうと思います。

No title

こんばんは。
標準図鑑3では、どちらもPseudotelphusa属になってます。斑紋からはナラクロオビキバガに近いのですが、変異があるようで、正確に同定するには交尾器を確認する必要があると書かれています。また未記載種もいるようで、?付きでしょうかね。
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Author:フッカーS
東京都在住。
東京23区内にどんな虫たちが生息しているかを、自分で探して確認することにこだわってます。本格的な求虫道に入って5年目ですが、虫の世界は奥が深く、分からないことだらけです。
写真は100%コンデジで撮ってます。
当ブログでは、学名は特にイタリック体で書いていません。

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