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ナガカツオゾウムシ



これも区別が難しくて、図書館で調べた。外見的に、ナガカツオゾウムシ(Lixus depressipennis)とアイノカツオゾウムシ(Lixus maculatus)がそっくりなのである。体長はアイノが6.5-12.5mm、ナガが9-13mmだが、大きさ的に重なる部分もあるし、雌雄でも大きさが異なる(メスのが大きい)ので、体長だけでは判断が出来ない。また、ともにヨモギなどを食べるため、植物からも判断は難しい。ただ、ネット上の情報では、アイノの方がやや山地性であるような事が書かれていたりする。保育社の検索では、前胸背板・中央両側の灰色毛による縦毛条の有無(毛条があればアイノ、無ければナガ)、前胸前縁部の形状(前縁両側が前へ幅広くわずかに張り出せばアイノ、前縁両側が下方で小さく張り出せばナガ)で両種が区別されている。しかし、毛条の有無というのは画像を見ても判断がつかない(全身にうっすらまとった茶褐色の粉と、毛との区別がつきにくいが・・・・色だけ見れば「灰色」というのが見当たらない。つまりは「毛条が無い=ナガ」ということなのかもしれないが、しかし、ネット上で「アイノ」と書かれている個体の外見上にも灰色毛のようなものは見えない気がする)。一方、前胸前縁部の形状は、後方でやや膨らんでいるように見える(そのため、真ん中はややくびれてヒョウタン形に近く見える)。アイノの特徴である「前へ幅広くわずかに張り出す」ならば、後方側ではなく前方側に最大幅があるはず・・・ということは、後方側に最大幅がある本種はナガカツオゾウムシということになりそうだ。
ちなみに、採集地は板橋区の荒川河川敷で、ヨモギでは無い複数種の草上から採集した。同じ場所のイネ科植物上には数匹のアルファルファタコゾウムシも居た。単体で居た個体の大きさが異なっていたので、それぞれが別種かと思って大小1匹ずつを採集したが、その後捕獲容器の中でちゃっかり交尾に至っていた(それぞれオスとメスだったようだ)。捕獲されて運命が危ぶまれながらも、とりあえずやることはやっておこうという根性(厳密には習性だが)に感服(笑)。その後に立ち寄った公園のベンチで細部を撮影後にリリースしたので、ゾウムシからしてもやっておいて正解と相成ったのでありました。

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東京都在住。
東京23区内にどんな虫たちが生息しているかを、自分で探して確認することにこだわってます。本格的な求虫道に入って5年目ですが、虫の世界は奥が深く、分からないことだらけです。
写真は100%コンデジで撮ってます。
当ブログでは、学名は特にイタリック体で書いていません。

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