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Orthocentrinae(ハエヒメバチ亜科)の一種


 Orthocentrinae(ハエヒメバチ亜科)の一種

体長3ミリの、体が黒褐色の小さなヒメバチ。日本産ヒメバチ目録で種を探す前には、寄生蜂の世界の検索表で亜科を絞りました。その結果、候補としてメンガタヒメバチ亜科(Metopiinae)とハバチヤドリヒメバチ亜科(Tryphoninae)が挙がったのですが、実際に日本産ヒメバチ目録で種を見てみると、両亜科とも該当はしないようでした。検索が誤ったのは、おそらく後脚か中脚の脛節のトゲの本数が違ってたのかも・・・? メンガタヒメバチ亜科は翅脈が似たものは居ましたが、脚の腿節や触角の構造が異なってました。一方のハバチヤドリヒメバチ亜科は翅脈が一致しませんでした。そんなわけで、結局日本産ヒメバチ目録を片っ端から開くことになり、翅脈、脚の腿節や触角、腹部第一節の太さや長さなどから、トガリヒメバチ亜科(Cryptinae)のPhygadeuontini族ではないかと思った次第です。属の候補としては、Aclastus、Mastrus の2つが残りましたが、東京都本土部昆虫目録にはどちらも記録がありませんでした。それが誤同定ゆえなのか、未記録種なのかは分かりません。まあ、ヒメバチ類はじっくり調べても未同定に終わるものの方が多いってことで・・・・(苦笑)。

PS:その後、こにし様からのコメントで、本種はOrthocentrinae(ハエヒメバチ亜科)の一種であることが分かりました。寄生蜂の世界の検索は、やはり後脚脛節のトゲの本数で間違えてたようです・・・・が、画像では1本しか見えないのでしたorz
国内の研究は大変遅れてるようで、記録が少なく画像もほとんど見つかりませんが、海外のサイトでは参考になる画像が沢山見つかります。国内の研究がもっと進むことを、素人ながら切望する次第です。
亜科が判明したということで、タイトルは「トガリヒメバチ亜科 Phygadeuontini族の一種?」から「Orthocentrinae(ハエヒメバチ亜科)の一種」に変更させていただきます。こにし様、ご教授ありがとうございます。

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No title

こにし様、ご教授ありがとうございます!
亜科が分かった上で改めて寄生蜂の世界の検索表を試してみましたが、やはり失敗の原因は後脚脛節のトゲの本数の箇所だったようです。画像ではどう見ても1本しか見えなかったので、Orthocentrinaeの方へはどうしても進めなかったようです。
「寄生蜂の世界」のOrthocentrinae亜科の解説やリストを見ると、このグループで種類までたどり着くのは絶望的なようですね。「日本産ヒメバチ目録」も画像が1枚も無しで、最終的に絵合わせで判断するしかない素人にはお手上げとなるしかないです(泣)。今回、ヒメバチが相手で(素人的には)その亜科が判明したことは、大変嬉しく思います。その一方で、国内の研究がもっと進むことを期待します。海外のサイトでは画像が沢山出てきて、外見がそっくりなものもいくつかありましたが、かといって同種かどうかの判断が付きかねるので、やはり日本語の文献としてちゃんと確認したいところです。
海外のサイトにあった翅脈図を見ると、前翅の翅端に向かうM脈が後方で痕跡的になってるのが特徴の1つでしょうか。とりあえず、この形質は今後の区別に役立ちそうです。

Orthocentrinaeですね。ハエ目に寄生するグループで、日本からはほんの数種しか記録がありませんが、実際には膨大な種がいるようです。
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Author:フッカーS
東京都在住。
東京23区内にどんな虫たちが生息しているかを、自分で探して確認することにこだわってます。本格的な求虫道に入って5年目ですが、虫の世界は奥が深く、分からないことだらけです。
写真は100%コンデジで撮ってます。
当ブログでは、学名は特にイタリック体で書いていません。

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