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ハマキアリガタバチ属の一種





赤羽のとある場所で、ケヤキ樹皮裏からアリガタバチの仲間を4匹採集。個体数から考えてハマキアリガタバチ(Goniozus japonicus)かと思っていたが、径分脈から派生する脈(Rs+M)が閉じた室(アレオラ)を形成しているため、径分脈から派生する脈(Rs+M)が枝状となるハマキアリガタバチはあっさり対象外となった。種類の検索には寺山守氏の日本産アリガタバチ科検索表を用いたが、具体的な種類の検索に必要なページ(P299)が欠けていたため、残念ながら検索表では種類が辿れなかった・・・。ちなみに、農業環境技術研究所標本館所蔵タイプ標本で細部が似ていると思ったのは、ミナミハマキアリガタバチ(G. kusigematii)とマナコハマキアリガタバチ(G. eriae)。東京都本土部昆虫目録に記録のあるハマキアリガタバチ属(Goniozus)は3種だったが、ハマキアリガタバチは対象外、アキツハマキアリガタバチは過去に撮っていて上から見た胸部の形状が異なっている気がする、マナコハマキアリガタバチは径分脈から派生する脈(Rs+M)が枝状。以上から、候補はミナミハマキアリガタバチとなるが、日本産アリガタバチ科検索表に載っていた図ではカクガオハマキアリガタバチ(G. yoshikawai)も似ている(農業環境技術研究所標本館所蔵タイプ標本では頭部が異なっているように見えたが・・・標本の画像の方が間違い?)ので、とりあえずの候補は2種になった。触角の第3節がしっかり見えれば2種を区別出来るようなので触角のアップも撮ってみたが、機材のスペック的に限界を超えていて、同定に使えるレベルでは無かった・・・・orz
というわけで、とりあえず「Goniozus sp.」となったが、専門家が見ればこんな画像でも見分けられるのかなぁ?

PS:その後アリガタバチ類の研究をされている伊豆の人様からコメントをいただき、アキツハマキアリガタバチ(Goniozus akitsushimanus)である確率が高そうだということになりました。日本産アリガタバチ科検索表の解説や図でも、特に異なる点は見当たりませんでした。
伊豆の人様、ありがとうございます!

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No title

伊豆の人さま、了解しました。
こちらこそよろしくお願い致します。

No title

数日外出していたのでご連絡が遅れました.
ありがとうございます.
もし今後も得られれば,サンプルのご提供をお願いしたいと思います.
その際には改めてよろしくお願い致します.

No title

伊豆の人さま、補足コメントありがとうございます。
残念ながら採集した個体は既に破棄してしまいました。アリガタバチについては今後も採集する機会があろうかと思いますし、記事はその都度書いていきたいと思ってますので、また何か目に留まるものがあれば遠慮なくコメントくださいませ。採集した標本は我が家では長期保存出来る環境が無いので、撮影後数日経った頃には破棄してしまうことが多いですが、記事は出来るだけタイムリーに書くつもりですし、数日くらいなら保存しておりますので、上手くすればご提供出来るかと思います(返品の必要はありません)。
趣味の採集標本が研究の糧になれば、死んだ虫も浮かばれるでしょうね。

No title

管理者様

ご返事ありがとうございます.
アリガタバチ類は若干の個体差なども多々見受けれますので,同定は非常に困難です.
また,アキツハマキは「後単眼間の距離:後単眼と前単眼間の距離=約1.25:1」ということも特徴でございます.
もし,実際に標本をお持ちでしたら,お返ししますのでアリガタバチ類の同定を致しますが,いかがでしょうか?

No title

伊豆の人さま、初めまして。コメントありがとうございます。
アキツハマキアリガタバチは過去に撮ったものと比較して胸部の見え方が異なっているように思えたので早々に候補から外してしまいましたが、改めて検索図を見てみると確かにひととおりの特徴は一致していました。写真画像の写り方(撮影環境の違い?)や個体差などで、以前のものと異なって見えてしまったのかもしれません。後単眼間の距離と前単眼から後単眼の距離などは、素人ゆえに考えつきませんでしたので、とても参考になりました。
写真の解像度などの関係で同定ポイントがとても分かりづらいものとなってますが、未見の種よりは過去に確認済みのアキツハマキアリガタバチの方が確率は高そうですし、特徴的にも合致する部分が多いので、教えていただいたアキツハマキアリガタバチとして整理させていただこうと思います。今回は改めて、アリガタバチの同定の難しさを実感しました(汗)。
なお、虫探しは23区内限定で行っておりますが、アリガタバチは都市部の方が多いのか、23区内では比較的見かける確率が高いです。冬場に樹皮裏で越冬個体を見かけることもけっこうありますが、そのあたりも都市部と郊外の違いなのかもしれません。夏や秋頃にもちょくちょく撮ったりしますが、動きが活発な時期はマトモな写真が撮れずに未同定となっているものも多いです。

No title

間違えて非公開コメントとして記事にコメント差し上げていたようです.申し訳ございません.

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フッカーS

Author:フッカーS
東京都在住。
東京23区内にどんな虫たちが生息しているかを、自分で探して確認することにこだわってます。本格的な求虫道に入って5年目ですが、虫の世界は奥が深く、分からないことだらけです。
写真は100%コンデジで撮ってます。
当ブログでは、学名は特にイタリック体で書いていません。

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