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ムツボシオニグモのクモヒメバチ



3月23日に石神井公園で、ムツボシオニグモ成体の腹部に寄生しているクモヒメバチの幼虫を採集した。幼虫はクモの腹部の中身を溶かして吸って大きくなり、5日後にクモから離れた。やがて繭を形成し、繭の中で蛹となり、4月11日に羽化した。




羽化したクモヒメバチの黄色い小楯板、後脚脛節の帯紋、腹部の形状、顔の正面、翅脈、寄主(ムツボシオニグモ成体)などをポイントに同定を試みたところ、所属はヒラタヒメバチ亜科フシダカヒメバチ族クモヒメバチ属群となった。しかし、具体的な種類は分からなかった。Reclinervellus、Schizopyga、Zatypota の3属が候補となったが、東京都本土部昆虫目録には Zatypota属のマダラコブクモヒメバチ(Zatypota albicoxa)の記録しかない。しかし、日本産ヒメバチ目録の記録では、マダラコブクモヒメバチを含む全てのZatypota属の寄主が、ヒメグモ類となっていてコガネグモ類は含まれていなかった。クモの種類に対して目録上のクモヒメバチの種類が少ない気がすることから、実際は未確認・未記載の種類がもっと沢山居て、今回羽化した種類はその中に含まれているのかもしれない。今のところ、体長が大きなオニグモやコガネグモなどにクモヒメバチの幼虫が寄生しているのを見た記憶は無いが、やや小型のゴミグモやサツマノミダマシなどでは幼虫をみたことがある。コガネグモ科全体で同じクモヒメバチが寄生しているのか、複数種のクモヒメバチがクモの種類ごとに産み分けているのか、調べてみるのは面白そうだ。




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フッカーS

Author:フッカーS
東京都在住。
東京23区内にどんな虫たちが生息しているかを、自分で探して確認することにこだわってます。本格的な求虫道に入って5年目ですが、虫の世界は奥が深く、分からないことだらけです。
写真は100%コンデジで撮ってます。
当ブログでは、学名は特にイタリック体で書いていません。

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