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ミズアブ科 Odontomyia sp.改めOdontomyia filipjewi




水辺環境で春先の短い間だけに見られる種類なのか、ネット上で情報が見当たらないミズアブの仲間。この日は池の周囲数百メートルの範囲で20~30匹は見たが、昨年の5月下旬に同じ場所を見たときは同種は一匹も撮っていなかった。割と神経が図太くて、容易に捕獲出来る(実際に2~3匹捕まえてみた)のだが、数が多いことから普通種だと思い、いったん捕獲した個体はその場でリリースしてしまった。帰宅してから、オスをあまり撮っていなかった(現場にはたくさん居た)ことや、腹部背面や翅脈などが撮れていなかったことに気づいた。
普通種だと思い込んでいたから名前もすぐに分かると思っていたが、調べてもなかなか分からない。ミズアブの仲間だということは分かるので、ネット上のミズアブ図鑑を見てみたが載っていない・・・・。しかし、やがて海外の画像などを参考にして、Stratiomyinae亜科の Odontomyia属らしいことが分かった。東京都本土部昆虫目録には同属のヒラヤマミズアブ(Odontomyia hirayamae)の記録があるが、それとは別種らしい。本種は体長10ミリ前後で、体表面は金属光沢があり、翅は透明。顔や胸部に割と長い白毛が生えており、特にオスの口元の毛が目立つ。情報があまりにも少ないので、とりあえず「Odontomyia sp.」としておくしかない。

PS:その後ezo-aphidさんから日本産ミズアブ亜科についての英語文献「Stratiomyinae of Japan 」を教えていただきました。
The Stratiomyinae (Diptera, Stratiomyidae) of Japan, II


PS2:茨城@市毛さまより「写真のミズアブは,Odontomyia filipjewi ミドロミズアブです」とのコメントをいただきました。「Odontomyia shikokuana」としていたのは間違いだと分かりましたので、早速タイトルなどを訂正しました。詳しくはコメントをご覧下さい。
茨城@市毛さま、コメントありがとうございました。

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No title

茨城@市毛さま はじめまして。
詳しい情報ありがとうございます。

改めて日本産ミズアブ亜科の検索表を見直したところ、最初の腹部背面の色についての箇所を誤訳していて、ここで間違えていたようです。改めて検索してみると、おっしゃるとおりミドロミズアブに落ちるようですので、早速記事に訂正文を追加したいと思います。
ちなみに、上画像の個体を撮ったのは、葛飾区の水元公園でした。同種と思しき個体を今年の4月中旬に、練馬区の石神井公園でも撮っております。両方とも公園内に大きな池があり、水生植物などの保護が行われている共通点があります。

No title

初めまして.

Odontomyiaの画像検索でこのページにたどり着きました.

写真のミズアブは,Odontomyia filipjewi ミドロミズアブです.
茨城や福島周辺では春先に局所的に見られる種類ですが,全国的には記録が少ないです.単に調べられていないだけかもしれません.

なお,O. shikokuanaは山地性のようで,茨城・高知・愛知から記録されています.
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Author:フッカーS
東京都在住。
東京23区内にどんな虫たちが生息しているかを、自分で探して確認することにこだわってます。本格的な求虫道に入って5年目ですが、虫の世界は奥が深く、分からないことだらけです。
写真は100%コンデジで撮ってます。
当ブログでは、学名は特にイタリック体で書いていません。

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