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マイマイガ幼虫の二次寄生蜂

 コマユバチ科の一種の繭

マイマイガ幼虫の死骸脇に、真っ白なコマユバチ類の繭がくっ付いている光景をよく見る。コマユバチ類の繭は他の蛾類幼虫などでも見るが、マイマイガ幼虫の繭はいつも真っ白で大きさが4.5ミリくらい。おそらく、全てサムライコマユバチ亜科群(ブランコサムライコマユバチとか、コサムライコマユバチなど)なんじゃないかと思う。このコマユバチの成虫はまだ未見なので、何とか羽化させたいと思って、繭を採集。
しかし・・・・・・



羽化してきたのは、どう見てもコマユバチじゃあない体長3ミリ前後の小蜂だった。翅脈や腹部第一節の構造などから、どうやらトガリヒメバチ亜科のPhygadeuontini族の一種らしいと分かる。今年はどういうわけか、トガリヒメバチ亜科の仲間をよく撮っているが、この亜科、族が違えば体長も外見も大きく様変わりして、なかなかややこしい。
今回の候補としては、Aclastus属、Acrolyta属、Diatora属、Lysibia属が考えられる。「蜂が好き」の過去の投稿記事では、ほぼ同じに見える個体が「Acrolyta sp.」となっていたが、Acrolyta属とした根拠が不明だし、候補とした属はいずれもコマユバチ類を寄主としていて外見も酷似しているので、とりあえず当方は「Phygadeuontini族の一種」にしておこうと思う。
現在、採集した32個の繭から、10匹が羽化した。この手の寄生蜂が羽化してくると、ほとんどがメスであるパターンが多かったが、今回はオスが多い。後半に羽化してきた数匹がメスらしいが、メスは全体の1~2割?(たいていの場合とは逆転で、過去のケースではオスが1~2割だった)。繭の中にまだ物体の影が見えるものが何個か残っており、「1匹でも良いからコマユバチも出てきて欲しいなぁ・・・・」と思っているが、確率は低そうだ。二次寄生蜂が一次寄生蜂幼虫の居る繭に産卵するとき、どういう行為をするかは分からないが、一次寄生している幼虫はほぼ全滅して二次寄生蜂の羽化確率が100%になる? 生存競争の厳しさ・・・・・!
 メス
(産卵管があるほか、体長が3.2ミリとじゃっかん大きめ)

一次寄生コマユバチの方の画像はコレ? → 多摩蛾廊: マイマイガ

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フッカーS

Author:フッカーS
東京都在住。
東京23区内にどんな虫たちが生息しているかを、自分で探して確認することにこだわってます。本格的な求虫道に入って5年目ですが、虫の世界は奥が深く、分からないことだらけです。
写真は100%コンデジで撮ってます。
当ブログでは、学名は特にイタリック体で書いていません。

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