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ハイイロチビフサヤスデ



いままで何の疑問も無く「ハイイロチビフサヤスデ」としてきたが、先週の水元公園で背面がやたら赤く見える個体群(その隣の樹にはいつもと同様に見える灰色の個体群が居た)を見たのを機に、「ひょっとして、今までずっとウスアカフサヤスデを誤同定していたのかも?」と不安になり、ちょっと再チェックをすることにした。ネット上を検索すると、自分ならハイイロチビフサヤスデだと判断するような外見の画像がウスアカフサヤスデと紹介されている場合もあり、不安はますます大きくなった。今まで本種を「ハイイロ」と判断していた一番の根拠は体長だった(ハイイロは成体で2.5~3ミリ、ウスアカは成体で4~5ミリ)が、小さかったのは幼体だったから・・・・という可能性も考えられた。そこで、まずは体節数と歩肢数をチェック。ヤスデ類は幼体のとき、成体より体節や歩肢が少ないため。成体なら、胴節は11、歩肢は13対のはず。資料の1つ「相模湾沿岸にみられるフサヤスデ類2種」のウスアカフサヤスデ第7期亜成体の図は歩肢が12対だが、胴節は11に達している。亜成体なら、体長はおそらく4ミリはオーバーしてるはずだ。撮影個体は体長2ミリよりもかなり小さいが、歩肢は12、胴節は10なので、小さいのは亜成体であるため。しかし、おそらく第6期くらいには達しているはずで、ここから成体になったとしてもいきなり4ミリにまで膨らむとは思えない。ちなみに、胴節の数は、胴節後縁に生える立毛列の数を見ると分かりやすい。ただし、11節めはかなり小さいので、10節めの毛列とかぶってる場合があるので注意。もうひとつの同定ポイントは、腹面の色。ウスアカは腹面と歩肢の色が淡黄褐色だが、ハイイロは淡紫色らしい。撮影個体は・・・・・どう見ても紫色ですよね。
・・・・・・ってことで、改めて、「ハイイロチビフサヤスデで間違いなかった」ということで(笑)。
ウスアカだった場合、体長が2倍ならおそらく見た瞬間に気付くと思うが、まあそれでも不安に感じた場合は裏返せば良いということですね。淡黄褐色というのはたぶん光の具合では白っぽくも見えると思うので、腹面に赤みが無かったらウスアカの可能性大かも。海浜地域はもうひとつの亜種「イソフサヤスデ」も居るが、これも腹面は黄色っぽいはずなので、ハイイロとの区別は(ウスアカとイソの区別よりは)容易だと思う。

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Author:フッカーS
東京都在住。
東京23区内にどんな虫たちが生息しているかを、自分で探して確認することにこだわってます。本格的な求虫道に入って5年目ですが、虫の世界は奥が深く、分からないことだらけです。
写真は100%コンデジで撮ってます。
当ブログでは、学名は特にイタリック体で書いていません。

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