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提示くださった文献中にdiptera infoで「ああ!これじゃん!」と思ったP. pulchra が載ってますが、形態的特徴に関する具体的な記述が無いですね。しかし、欧州に広く分布していそうなので、そちらで何らかの文献がありそうです。
執筆者の笹川氏は研究内容を見るとどうやら植物に依存する虫を調べてるようですが、そうなると本種も特定の植物に依存してる可能性はありそう・・・・?
文献の類は、とりあえず、全てがウェブ上でオープンアクセス出来るようになると便利なんですが・・・・・。
とりあえずは、北朝鮮の2種と中国の6種との比較でしょうね(ロシア沿海州の情報もほしいところですが)。
北朝鮮からの新種記載を見ると、尾端図のみで頭部の図は無く、
触角刺毛の色と胸部背面の刺毛で見分けてるようです。
http://ci.nii.ac.jp/els/110004022357.pdf?id=ART0006278854&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1422424415&cp=
中国産の文献は、科博・鹿児島大・北大の3か所にしかなさそうです。
Pachycerina (Macquart, 1835)
33 species
33種かぁ・・・・。
やはり採集が必要ですよね。現場写真を2,3枚撮ってから採集しようといつも思うのですが、動き回るので上手く撮れず、いよいよ採ろうかというところで逃げられるパターンなのですが、次回見かけたら今度はすぐに採ってしまおうと思います。
Pachycerina属という読みは、ズバリ当たってるかもしれませんね。下記の画像を見たときは「ああ!これじゃん!」と思いましたが、改めて見ると頭部の斑紋の様子が微妙に違う気もしたので、同属の別種かもしれません。いずれにしても、おっしゃるとおり、翅脈・頭部刺毛・口器周辺のヒゲ等のチェックが必要でしょうね。
まだしばらく冬が続く中、こも巻きチェックもすると思いますが、何となく今季にもう一度出遭える予感はします。
http://www.diptera.info/forum/viewthread.php?thread_id=8775&pid=40117
未記録種だったら・・・・標本を専門家に送った方が良いのかな。
なるほど、こいつに似た雰囲気はありますね。となると、シマバエ科の可能性が高そうですが、ハエ類判別のカギとなる、翅脈・頭部刺毛・口器周辺のヒゲ(vibrissae)を確認したいものです。
diptera.jp/usr/local/bin/perl/dipbbs/joyful.cgi?list=pickup&num=5253#5253
その後、diptera info のシマバエ科を覗いてみたら、Pachycerina属にはこんな立派な触角をもっている種がいました。北朝鮮に2種分布してるそうですが、国内からは未記録かも。