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経験的冬虫探しのポイント「樹木編」

ここらで少し、過去の経験から何となくつかんだ、冬の虫探しのポイント的なものを少々。まずは「樹木編」と銘打って、樹木上の虫探しのポイントを書こうと思います。

まず、対象の樹種。
冬の虫たちに人気の樹種と言えば、代表的なのがケヤキとヤツデ。夏に人気のクヌギなどは、冬は不人気。冬は樹皮が剥がれるような樹種が全体的に人気ですが、樹種が違えば出る虫も変わってきます。ケヤキは樹皮の裏、ヤツデは葉裏が着目点となりますが、樹種が同じでも虫が集まる樹と集まらない樹があります。ヤツデの場合、裂けてる葉先の部分の幅が狭くて触った感触が何だか固いものはあまり人気が無いようです(ヤツデの種類が違う?)。

ケヤキの場合は、樹皮が薄い若い樹は人気が無いです。表面にコケが生えてる樹と生えていない樹では、樹皮裏から出てくる顔ぶれが異なっていたりします。コケが生えてる樹から見つかる蛾の幼虫の場合、コケを食べる種類だったりします。コケの有無は日照や湿度に関係していたりしますので、それぞれの場所から見つかる虫も、温度や湿度の好みによって分かれているのかもしれません。樹が傾斜して生えてる場合は、上か下かでも虫の出方が違います。樹の上面は雨が降ったときは水浸しになって、樹皮裏にも雨水が侵入するので、水が苦手な虫は数が少ない気がします。樹の下面は常に適度な湿度があって、しかし水浸しになるような事は無いので、上面に比べて虫の種類も数も多い気がします。

樹木上の虫探しでは、樹皮裏や葉裏だけが虫の居る場所ではありません。幹の窪み、枝の分岐する基点、根元などにもそれぞれ虫が隠れています。根元近くはワラジムシが多いです(笑)が、ときどき根元近くでしか見かけないクモが居たりします。
また、樹木のネームプレートの裏側、松のこも巻きの中、樹上にくっ付いたままの蛾の繭の中とかセミ幼虫の抜け殻の中、幹の分岐部分に積もった枯葉やゴミなどの下などにも虫が居たりします。それらの場所もクモの居る割合が多いですが、ときどき珍品が出てきたりします。
同じ種類の樹が周辺に何本も生えてるのに、虫が集まっている樹が限られている場合があります。その一本に何故虫が集まるのか、理由が分からない場合も多いですが、「毎年その樹にしか居ない」って事も多いので、何かしらのポイントがあるに違いありません。逆に、見渡しても周囲にほとんど樹が生えてないという場所では、限られた樹木に虫たちが集まっている事が多いです。虫探しの場所を探すとき、緑の少ない場所は虫が少なそうで敬遠しがちですが、実際はそんな殺風景な場所の1本の樹が意外と穴場だったりします。
以上、過去の虫探しで手ごたえが良かった気がする場所のポイント・・・・・ですが、上記のポイントに一致するような場所でも、周辺の環境やその場所の平均的な気温などビミョーーーーーーーな差によって虫の顔ぶれや数が大きく異なる場合も多いので、後はそれぞれの場所で経験しながら探っていくしかないでしょうね(笑)。

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No title

ありがとうございます。
自分は図鑑ブログなんかでも、虫の具体的な採集地なんかを明記しちゃってますが、それでもまだ情報としては不足してると思っているのでマズイとは感じてません。実際、他のブログで「どこどこの公園でこんな虫を採った」という情報を見て、その場所に出向いても結局お目当ての虫を探し出せずにガッカリする・・・・という経験をたくさんしているからです。情報としては、「どこ(地名)」よりは「どんな場所(条件)」を示してもらった方が役に立つ気がします。条件が一致するかどうかをチェックするやり方なら、特定の虫を探しに遠方に出向かなくても、まずは近所で似たような場所があるかもしれません。珍品が、別の場所でも見つけられるかもしれません。本当なら、実際にフィールドで「こういう場所には・・・・」と案内するのが分かりやすいんでしょうけど。
冬の虫探しに苦労してる方がけっこう多いみたいなんで、何かの参考になれば・・・・と記事を書いた次第です。
いずれは、なぜ特定の1本に集まるのか・・・・というところまで追究出来れば良いなぁと思ってます。

ポイント指南

やー、いいですね。
「昆虫採集学」てな本がありますが、見つけ取りのポイントなんて記述があったかどうか。いわば釣り師が竿を下した場所で、得られた釣果を教えていただけるようなもので、いい勉強になります。
 新種記載などでは、こんなど珍品です、のような記述はあっても、2度と出会えない種なら、報告には何の意味もないでしょうね。もいちど出会える手がかりも述べてほしいものです。そのためには、産地や採集日以外にもいくつかのヒントもあればと。
といっても、なぜここに多いのか、という説明ができないのも事実、・・・・・困った、困った。   次回も期待してますよー。
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フッカーS

Author:フッカーS
東京都在住。
東京23区内にどんな虫たちが生息しているかを、自分で探して確認することにこだわってます。本格的な求虫道に入って5年目ですが、虫の世界は奥が深く、分からないことだらけです。
写真は100%コンデジで撮ってます。
当ブログでは、学名は特にイタリック体で書いていません。

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